※レポート更新しました(2019/03/06)
タイトル: | その採用、間違ってます! 〜「大学の実力」を見抜く〜 |
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日時: | 2019年2月26日(火) 18:15-20:00 研究会 (18:00〜 受付) 20:00-20:30 交流会 (ビールとスナック) |
場所: | 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 本社 東京都品川区西五反田 四丁目32番1号 東京日産西五反田ビル 2F (東急目黒線 不動前駅より徒歩2分) http://www.ncd.co.jp/company/base/ |
講師: | 松本 美奈 (まつもと みな)氏 株式会社読売新 聞東京本社 専門委員 |
参加費: | 500円/人 (交流会費込み) ※ BPIA会員以外の方も参加できます |
参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)
- 想像を絶する「今の大学」の実態
- 大学のあり方がこれほど大きく変わってきているとは思わなかった
- 思っている以上に今の学生が変質していることがわかった
- 学生の質が下がってきていることは感じていたが、なぜ、どんなところがということが伝わってきました。「大学の実力」を買って、じっくり自分でも考えてみたい
- 自分が感じていることのウラがとれた(教育<経営、学生の社会性を育てるべき、肥大化した劣等感 & 過剰な自信、手書きの判断など)
- 英語のない工学部など、経営>教育の実態と、スクリーニングをする観点が勉強になりました。採用に活かそうと思います。
- 大学の実力といわれているものは、大学経営との関係性で成り立っていることに気づけたのは大変勉強になりました。
- 「偏差値のトリック」「小さくて乱暴で薄い文字はNG」発見です
- 薬学部の卒業率の低下と看護学部の急増
- 入試ごとの退学率、留年率を見ると実態がわかる
- 大学の中身に目を向けて、という本質。特にST比
- 旧帝大定員と人口減少の関係(旧帝大も信用できない…?)
- 日本人は数字に弱い。数字でゴマかせる
- やる気のない学生の底上げに苦労する大学の実態を教えてもらった
- 思い込み(手に入りやすい情報のみ)ではなく、事実から物事を判断したいと思いました
- 確かに採用担当は、自分で考えない(経験がないので自信がなく、担当役員の指導を鵜呑みにしてた)
- 小生の見ている学生と異なるところが多く(全部ではない)、わかっていたが、広く見る視点の必要性を感じた
- 企業の採用に対する気づきを中心とした講義かと思っていたが、しつけの部分が多く、大学生の息子2人の大学選択が間違っていたのかと色々考えさせられた
【開催概要】
少子化が進んでいる一方で、大学の数は過去30年増加し続けている。
これまで「進学率の増加」により学生数を集めることができていた大学も、いよいよ入学者減少という現実に直面し、経営を維持するために必死で数々の施策を行っている。
「学部キラキラネーム」もその施策の1つ。
実に既存の700学部のうち約7割が、その大学にしかないonly1学部。果たして、大学自身もその学部の内容をきちんと説明できないというケースさえある。
本来の「教育」より「経営」に力を入れざるを得ないのが、日本の大学の現実だ。
企業の採用担当や教育担当の方なら、今や「有名大学卒だからといって優秀な人材とは限らない」ということは強く実感しているだろう。
しかし、学力や社会性の低下は、必ずしも大学だけに非があるわけではない。
なかなか見えない大学や教育の現状を知った上で、ではどのように採用や研修を行っていけばいいのか、「大学の目利き」になるためのヒントをお話いただく。
大学受験を控えたお子さんのいる親御さんもぜひご参加ください!
【講師より】
講師は10数年にわたって日本の大学の現状を調査・取材し、読売新聞や公式サイト、「大学の実力」(中央公論新社)などで発信してきました。
この3月で30年以上勤めた読売新聞社を辞し、一般社団法人を設立し、四つの大学で学生の力を引き出すための教育支援を始めます。4月に創刊される雑誌で大学の今を伝える連載「異見交論」も始めます。
いまや、「大学名」や「偏差値」で大学の価値を判断し、学生の採用を決めてもいい時代ではありません。
ならば、体育会やアルバイト経験か、それとも……。
本講演は、新卒採用と研修に疑問を抱いている方を大歓迎します。「大学の実力」を見抜くポイントを一緒に考えていきませんか。
◎講師プロフィール
松本 美奈 (まつもと みな) 氏
株式会社読売新聞 東京本社 専門委員
1986年、慶應大学法学部法律学科を卒業し、読売新聞社入社。秋田支局、社会部、教育部、編集委員などを経て現職。2008年から全国の国公私立大学を対象とした「大学の実力」調査を担当。日本で初めて各大学の退学・留年・卒業率などを公表する。2018年度の回答率は92%。大学の現状に切り込んだインタビュー「異見交論」を読売新聞公式サイトで連載中(3月に出版予定)。
共著に「特別の教科道徳 Q &A」(ミネルヴァ書房)、「道徳の時代が来る」(教育出版)など。
2女1男の母。社会保険労務士。
■ナビゲーター
下條 治 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 代表取締役社長
合田 友昭 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
井ノ上 美和
■共催
ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ