参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)
- 社会課題を解決に価値があって、手段はあと。
- 問題は発見することが大事で解決策は他人を頼れ
- 海ぶどう一つを起点にして、人と場所と商品への拡がり方がすごい。
- 大企業の経営者向けのDXレクチャーの参考としたい。
- イノベーションの難しさを再認識した。またIoTなどのテクノロジーは、あくまで支援技術であることも改めて感じ入った。コアビジネスをどう考えるか、問題を見つけるセンス、そこが大事なことを学べた。
加えてチームの力についても参考になった。相性は大切だ! - 新たなビジネス創出の鍵は、
①産官学に象徴される広範囲な人的ネットワークでシーズを揃える
②マーケットを広げる(海外、化粧品、他の海藻)
③社会貢献理念(温暖化、障害者)
でも、それをなせるのは、今日の話を聞くと個人の力が大きい。
個人の推進力、ネットワーク力、視野の広さ。
それを個人じゃなくチームとしてできるかが大企業は問われている、と感じた。 - 全てのエッセンスが詰まっていたようなお話でした。
①スモールスタート
②挑戦・改善の繰り返し
③コンテナ型の海ブドウ養殖は、誰にでも作れるようなパッケージ戦略(自社だけが生産可能にしない)
これらが、縁や商品展開を呼び込んだ気がします。 - 自分の扱う商品、専門性を明確にすること。
他分野との掛け算による新たな価値の創出。 - 自分たちの力だけで何とかしようとせず、色々な方々の力を借りる。
人と人との繋がりを大切にすること。
柔軟な視点を持つこと。 - 1つの問題解決が他のことにも派生して繋がっていく感じで、誰かに力を借りることが広がることに繋がる感じがしたことです。
- 多くの人のアイデアを集結することで、課題解決と新ビジネス展開が可能になる
- 自分だけでは難しそうなことがあっても誰かのドアをたたいてみたいと思います
- 小さなプロジェクトが、人と人の出会いにより、グローバルな展開も視野に入れた、新たなプロジェクトを生みだしている。この成長ストーリーをリアルな関係者から生々しくお話を伺えて刺激が大きかった。
- 「オープンイノベーション」今回の取り組みは、産学連携ですが、それぞれの得意分野を活かしたイノベーションなんだと思います。そのオープンイノベーションの事例とこれからの展望といった発展系を聞かせていただけたのは目からウロコでした。
- 産官学連携とは、よく言われるが、なかなか成功事例に当たらない。今日のOCCさんの海ブドウプロジェクトは広がりも大きく、素晴らしい成功事例だと感服した。
- 今回の講演は産官学でしたが、三方良しはビジネスモデル構築には欠かせないと感じました。また人類的テーマに取り組むことで協力者を得られる可能性についても考えてみたいと感じました。
- 大学に眠っている技術の発掘
- 改めてスモールスタートの重要性を認識した。
台湾で生産してみたら、中国人は海藻をあまり食べないことが分かっても、そこでくじけず、化粧品開発に方向を転換したこと。危機になってからの必死な粘りは見習いたい。 - 身近で当たり前と思っている知識・ノウハウやテクノロジーも思いもかけないものと掛け算することにより、社会課題を解決できる可能性があり、そのようなものがまだ眠っているかもしれない。
【開催概要】
タイトル | 産学官で産業創出、おきなわ海ブドウ物語 |
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日時 | 2021年3月30日(火) 18:00〜 アクセス可 18:15〜20:00 研究会 |
開催方法 | Zoom ※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします |
講師 | 屋比久 友秀 (やびく ともひで)氏 株式会社OCC 取締役 |
備考 | BPIA会員以外の方も参加できます |
基幹系領域のソフトウェア開発を主軸に成長してきたOCC社。
5年前、創業50周年の節目に、社長が「これからは顧客とともに新たな価値の共創をする時代だ!」と”モノからコトへ”の意識改革を掲げるが、笛吹けども誰も踊らず状態…。
そんな中、たった1人で「コトづくりプロジェクト」の特命を受けたのが屋比久氏だった。
「水産業をITで活性化」を目指す過程で、屋比久氏は海ブドウの養殖業と出会う。
実は、天然の海ぶどうは、稼ぎ時となる夏場の収穫量が少ない。
そこで、IoTによるモニタリングシステムを海ぶどう養殖水槽に実装し、水温や水流、CO2濃度、日照量など多くのパラメーターを常時モニタリングしてデータ解析し、コントロールすることで生産効率を向上させるシステムを確立できないかと考え、糸満市 x 琉球大学 x OCC社の産学官連携プロジェクトがスタートした。
その結果、CO2濃度を上げることで、生産量が増え、さらに鮮度も長持ちさせることができることを発見した。
プロジェクト2年目には海ぶどうの生産団地を作り供給量を広げ、3年目は海外販路を目指して、海藻自動養殖装置を開発。フィジビリティスタディとしてフランスのレストランを中心に販路を開拓した。
4年目は、海上輸送のコンテナに養殖施設を組み込み、AIを活用して、海上輸送中に養殖をするプロジェクトに取り組んでいる。海ぶどうはじめ、海藻類は化粧品や医薬品の原材料としても注目されている。
地域資源の価値に、地元の「ひと・もの・かね・ちえ」で新たな切り口を開拓して世界市場を目指す今回のプロジェクトは、「産学官連携」x「地方創生」の理想形とも言える。
そのド真ん中でプロジェクトを進めてきた屋比久氏に、新規事業立ち上げの紆余曲折や、産学官連携プロジェクトのポイント、今後の展開などについてお話を伺います。
【講師より】
日本の老舗IT企業が抱えている課題に対して、産学官連携し、地域課題と企業課題を解決する事で新たな産業創出を目指すというお話です。
題材としてはIoTとAIを活用した海ブドウの生長加速とそのビジネス性についてのお話ですが、日本の各地で抱えている課題に対して同様なスキームで取り組めると考えています。
各地の特産品を「学の知」を活用し「官の財」を使い、「産のアイディア」を応用する事で商品価値を高めるというお話です。
さらに海藻養殖の過程で必要となる二酸化炭素を資源として利用する事で脱炭素社会にも貢献します。
◎講師プロフィール
屋比久 友秀(やびく ともひで)氏
株式会社OCC 取締役
大学時代から大規模コンピュータ計算にはまり沖縄の老舗IT企業OCCに就職。OCCに在籍しつつ米国フェルミ研究所客員研究員、東京大学医科学研究所客員研究員を経て、OCCにて新規ビジネス部門を任せられ、海ブドウの事業を開始。
■ナビゲーター
井ノ上 美和
合田 友昭 (日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社)
■共催
ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ
■目からウロコ BPIA オフィシャルサイト