参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)
- いやあ、ガーナからの素晴らしい講演でした。
* 社会課題からソーシャルビジネスへ
* 栄養課題サイクル分析で芯を食った対策へ
* 持続性のキーポイントはお母さんの行動変容
* エビデンス開発
* 産官学+政+民、仲間を探す、巻き込む
などなど、知恵がいっぱいでした。感激。 - 永続的に取組を続ける為には、ビジネスベースをモデルを創ることが必要。
* 3A→エビデンス→フィジビリティスタディと段階は踏む。
* ターゲットの内発的な変化=態度変容が、事を永続的つなげるポイント - 組織や自分が取り組んでいることが、現在はスケールアップ中なのか、ステイなのかを俯瞰する。
そして何をスケールアウトしていきたいのかを考える - 高橋さんは、
①最終目標が明確
②本気でプロジェクトの成功を目指している
③多くの失敗と最終的な成功を経験
④プロジェクトを成功させるためのエコシステム構築が必須と理解されている。
素晴らしい! - あくなき知恵出し。めげない志。仲間集め。
- 目線を変えると、同じものが別の可能性と価値を持てるのではないか、という気づき。
- 過去から続いていることで効果の無いものを見極めて本来の目的を思い出し、思い切ってやり方を変えていきたいと思います。
- 視野を変える、出会いを大切にすると自分が考えている以上に、やれることが広がっていく。
- 社会価値を掲げることで、個人の熱意だけでは達成出来ないような協力の輪を広げる事ができる。
- 自分のやりたい領域の社会価値について考える。
→それをもとに仲間を集めることで、利害関係を超えた大きな波が作れると感じた。 - 「態度変容」です。態度変容には、「全員が同じ方向を向く必要がある」という点に感銘を受けました。組織の話では特段目新しい話ではないのかもしれませんが、組織がうまく行かない原因の多くこの同じ方向を向けているかにあるのだろうと思っています。そんな中で今回のお話を聞いて良い気づきとなりました。
- とてもスケールが大きな話でしたが、やはり仲間をつくり信頼関係を築くことが大切だということ。また、佐賀で築き上げた仲間が、ガーナでもバックアップする話は、今を一生懸命いきることがとても大切だと改めて感じました。
- 自分の生き方・価値観と業務を如何に擦り合わせて実行するかを考え、日々実行に移す。
- 自社製品を広め、母親たちの態度変容を促す役目を担う人材(看護師)をリサーチしたデータをもとに設定したという点に、企業側の独りよがりではなく顧客目線に立つという真摯な姿勢を感じた。
- 自分(自社)のアプローチが通じない時にどんな角度からアプローチしたら良いかという点で考えさせれました。(看護師や南部北部の特徴によって方法を変えていくところ)
- 自分たちで様々な取り組みを実践してみて、うまくいかなかった時に、他を頼ることで実現していくという事。過去の成功体験に縛られないということが打開策になるという事が非常に参考になりました。
- ついつい日頃の仕事の中で不満を感じたり、できない言い訳をしてしまうのだけれど、机上でグダグダ考えるのではなく、大胆に発想を変え、もっと外に出るなどしてマーケット対象を変えなければと思いました。
- 上手くいかない時にどこに原因があるのかを、今まで以上に深く分析し、判断を謝らないようにしたい。
- 目標を実現する為に、仲間づくりの大変さ、大事さを一番に感じました。
あと、官民連携であっても、継続性の観点からビジネスとして成り立つことが大切だと言うこと。 - 大きな仕事をするには目標を共有する仲間が必要。仲間が集まるには本気であること。
- 1社でできる事は限りがあるので、これからは協業なのだと再認識致しました。
- ソーシャルビジネスとしてパーパスを共有することで、一体となって推進できること。
一社で利益を追求するのではなく、複数社協創で事業を立ち上げるという方法が、今後大切になるということが、高橋さんの実例で、身に染みて分かった。 - インフルエンサーとは、SNSのフォロワー数が多い人のことだけでなく、いろんな場面にいろんなインフルエンサー存在するのだとわかった。
- 態度変容してもらうために、自分が身近で信頼をもらえるインフルエンサーになるようにする。
- 自分の経験にだけ頼らず、相手の合理性がどこにあるかを傾聴できるようにコミュニケーションを意識して行う。
- ひとつのアミノ酸からビジネスを超えて社会貢献に進めていること。
行動変容のためのシナリオ作り。(登場人物の設定) - 失敗と仰っていましたが、次の行動や回答を見つけるためのステップだったように感じられました。
そこで止めたら失敗になってしまった事が、エビデンスや見える化によって、糧としたからこそ、カタチになったのだと思いました。 - 絶対よいものなのがわかっているのだが、それを伝え理解してもらうことの難しさに悩んでいたのですが、高橋さんがおっしゃられた、気付き、理解、行動に分けて考えて策定しアピールします。また、インフルエンサーも分析しお願いすることも考えます。
- 社内で、イノベーション、オープンイノベーション、を進めようとしているが、パーパスを共有して、大きくするところで滞っているものが散見される。官学官民の連携を構築して大きくしていくスパイラルを見つけていく過程が非常に参考になる。
- 今日お話を聞いていて、職場の事を思い出しました。
最近部門の方々(お客様)の生産性向上への取り組みが、鈍くなっています。
おそらくは、これ以上やる事はないとか、日々の業務が忙しいといった理由の様です。
これは、まさにガーナのお母さんと同じで、業務効率化といったものが時間がかかる点と、効果を見るには時間がかかる場合がある点から、あまり前向きに取り組んでいただけないのだろうと考えています。
今日のお話で聞いた、”気づき→理解→行動”といった動かして行く我々側のアクションが必要だと思いました。 - 高橋さんの取り組みで技術の応用やマーケティングも素晴らしいことでしたが、最も目からウロコ〜な気づきが「発信」でした。
発信があったからこそ周りを巻き込めていたり、信頼の獲得を効率的に行える戦略的な方法だと考えました。
【開催概要】
タイトル | いざアフリカで栄養改善を!いざガーナで!!真に相乗的な官民連携による、Universal “Nutrition” and Health Coverageへの挑戦 |
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日時 | 2021年10月26日(火) 18:00〜 アクセス可 18:15〜20:00 研究会 |
開催方法 | Zoom ※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします |
講師 | 高橋 裕典 (たかはし ゆうすけ)氏 KOKO Plusファンデーション カントリーダイレクター |
申込方法 | ※受付は終了しました。 |
備考 | BPIA会員以外の方も参加できます |
【講師より】
人類発祥地、アフリカ大陸。 アフリカはラストフロンティアとも呼ばれ、今世界中から注目を浴びる巨大市場です。現在、総人口は約12億人。
その市場規模は200兆円とも言われています。
しかし、そんな可能性に満ちた場所で活動する日本人はまだ多くはありません。
日本からはまだ心理的にも物理的にも遠いアフリカ。
アフリカは元々は八百万の神々を振興するアニミズムの大陸であり、ルーツの部分では実は日本と親和性が高く、ぜひビジネスとしても人的交流としても日本とアフリカの連携を深めたいところです。
公益財団法人味の素ファンデーションでは、そのアフリカにおけるガーナで、離乳児の栄養改善のためのソーシャルビジネスモデルの構築を行っております。
栄養失調は世界で最も深刻な健康問題であり、乳幼児死亡率を高める唯一最大の原因です。
開発途上国では、ほぼ3分の1の子どもたちが発育不全や微量栄養素欠乏症となっています。
近年、急速な経済発展を遂げているガーナでも、依然として2才の子どもの約3割が低身長という栄養不足の問題に直面しています。また、生後6か月から24か月の離乳時の栄養不足による低身長や脳の成長抑制の問題は、それ以降に充足させても回復しないと考えられています。
そのような現状に対して、味の素(株)では2009年にガーナ大学からの要請を受け、「ガーナ栄養改善プロジェクト」を開始。koko(ココ)と呼ばれるガーナの伝統的な離乳食の栄養を強化するために、「KOKO Plus」という独自の栄養サプリメントを開発・提供しています。
本プロジェクトは2017年4月より味の素ファンデーションに移管されました。
現在当方は、元々バイオテクノロジーの技術者として味の素に入社。アミノ酸製造の研究をした後、日本の九州地域でバイオマスやアミノ酸を活用し、環境にも、農家・小売業者・消費者などにも優しい新たなバリューチェーンの開発を手掛けました。
そして、現在は日本とガーナの2つのフィールドで、「ガーナ栄養改善プロジェクト」を官民連携のソーシャルビジネスとしてスケールアップさせ、持続可能なモデルとして確立するために奮闘しています。更に、日本の政策である「アフリカ健康構想」を契機に、日本の官民の貢献により、ガーナのヘルスケアを底上げしたい日本企業が集まり、ガーナにおける「誰一人残さない栄養・保健(Universal “Nutrition” and Health Coverage)」の具現化に向けて
駒を進めつつあり、官民連携ならぬ、5者の「官官民民民」連携となっています。
・ガーナが持つ国の魅力とソーシャルビジネスモデルを構築する上での苦労は!?
・我々の栄養課題解決のソーシャルビジネスで必須となった官民連携のモデルとは?
・アフリカ健康構想の民間連携を通して実現したいガーナ、そしてアフリカの未来とは!?
実際にガーナでビジネスしていく楽しさや苦労、ビジネスを通して実現したい将来のビジョンなど、
「Go to Africa」だからこそ話せる現地ビジネスのリアルを語りたいと思います。
・アフリカに興味がある人
・アフリカビジネスに挑戦したい人
・アフリカの研究をしている方、研究内容をディスカッションしたい方
・とにかくアフリカの話がしたい人
・アフリカ関連のネットワークを広げたい人
・もちろん、アフリカを全然知らない方も大歓迎です!
・海外ボランティアに行ってみたい!
・新しい価値観や刺激に出逢いたい!
・とにかく楽しいことが好きな方!!!!!
多くの方のご参加をお待ちしております。
◎講師プロフィール
高橋 裕典(たかはし ゆうすけ)氏
KOKO Plusファンデーション カントリーダイレクター
東京工業大学生命理工学研究科修了
一橋大学大学院国際企業戦略研究課終了(MBA)
農業版技術経営管理士(佐賀大学)
中小企業診断士
1976年広島県竹原市出身。
2000年味の素入社、研究所、工場にて発酵技術の研究開発に従事。2011年から工場からでる発酵副産物を活用した事業開発を行い、企業・農業生産法人横断型のプロジェクトを立ち上げ「九州力作野菜」として事業実現し、”目からウロコ”にも出させていただいた。
本プロジェクトは2014年度「地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」、2019年度「ジャパンSDGsアワード内閣官房長官賞」を受賞。
2019年より味の素ファンデーションにて、ガーナにおける乳児の栄養改善プロジェクト「ガーナ栄養改善プロジェクト」に参画し、国・国際機関・企業を巻き込み持続的なソーシャルインパクト形成のためのソーシャルビジネスモデルの構築を目指している。
【外部リンク】
■ナビゲーター
井ノ上 美和
■共催
ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ
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