日 時:2014年4月22日(火)16:00-18:30
場 所:市ヶ谷 アーク情報システム
テーマ:ビジネスの基礎となる検証可能な読み書きのルール
~日本語の教科書「日本語のバイエル」の紹介~
講 師:丸山有彦 文章コンサルタント
文書コンサルタント 丸山有彦です。
19世紀に英文法が普及した理由は、とても実利的なものでした。英文法を
身につけることによって、階級を飛び超えることができるというのが理由
でした。きちんとした文章を書ける人は、管理職になれたのです。英文法
を身につけたら、仕事に役立つ文章が書けるようになったのです。
日本でもたくさんの文章に関連した本が出版され、たくさんの方々がそれ
らを読んでいます。講義をしていても、文章に関する本でよいものはあり
ますか、と聞かれることがあります。操作マニュアルで一番クレームが多
いのは、文章に関連したことですから、作成者は、当然関心を持たざるを
得ません。
しかし、従来の文法は、読み書きの指針とはなっていません。谷崎潤一郎
は日本語の文法について、「その大部分が西洋の模倣でありまして、習っ
ても実際には役に立たないものか、習はずとも自然に覚えられるものか、
孰方かであります」と言い、大野晋は『日本語練習帳』で、「今の学校文
法は、文章の意味の構造を理解するには役に立たないのです」と言ってい
ます。
今回、私が実際にマニュアルの文章を検証したり、文献を読んだりすると
きに使っているルールについてお話いたします。言葉の不自由な失語症の
方々の訓練にかかわった経験から考案した日本語の教科書「日本語のバイ
エル」をご紹介いたします。
講演者略歴:
◎丸山有彦(まるやま・なおひこ) 文章コンサルタント
現在、一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会にて、業務マニュア
ル作成講座、操作マニュアル作成講座、図解講座を担当、(株)日本テクノ
センターにて文書講座、文章講座等を担当。県議会図書室長だった父のも
とで市町村誌編纂の手法を習得。資格試験専門学校用テキストを作成(公
務員試験、行政書士試験等)。渋谷失語症友の会副会長時代に言語訓練法
を考案、小学生の作文指導に導入し驚異的成果をあげる。職業訓練、ビジ
ネス人向けに応用。これらの経験から新しい日本語文法(日本語の教科書
「日本語のバイエル」)を体系化。 http://mycontentslabo.com/
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開催概要
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■日時: 2014年4月22日(火)16:00-18:30
16:00-17:30 研究会
17:30-18:30 交流会 (ビールとピーナツ)
■場所: 株式会社アーク情報システム(市ヶ谷)
AKビル2階「大会議室」
千代田区五番町6-1
↓地図(本社ビル隣です。JR市ヶ谷駅から日テレ方向に徒歩3分程度)
http://www.ark-info-sys.co.jp/jp/guide/map02.html
■講師:
丸山有彦 文章コンサルタント
■ナビゲータ:
片貝孝夫 片貝システム研究所代表
岩佐 豊 ワイ・エス・マネジメント代表取締役社長
井ノ上美和 株式会社F&S Creations 顧問
■共催:
ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ
■参加費: 500円 (交流会費込み)
■定員: 40名。
■お申込みはこちら↓
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