BPIA後援のシンポジウムをご案内いたします。
BPIA会員には参加費の割引があります。
************************************************************ 第14回 ファシリティマネジメント・シンポジウム 知的創造活動のための ワークスタイルとワークプレイスの試み -コミュニティデザインの切り口から 2012年4月17日(火)13:30~ / 建築会館ホール(港区芝) ************************************************************ Studio-L代表、京都造形芸術大学教授、山崎亮氏は人と人のつなが りを重要視し、従来のハコ作りでないコミュニティ作りに成果を上 げてきている。氏は、人がつながるしくみ、「コミュニティデザイ ン」により、そこに参加する人々の動機付け、行動を促している。 先回の東京大学社会科学研究所、玄田有史教授の「希望学」に続き、 「コミュニティデザイン」の視点は、将来に明るさの見えない現在 の日本社会、そして日本人の働き方とその「場」(ワークスタイル とワークプレイス)のあり方について、示唆を与えてくれるものか もしれない。 山崎教授から「コミュニティデザイン」とその成果についてご講演 を頂き、閉塞感が蔓延する今こそ考えるべき、「真に知的創造活動 をサポートするワークスタイル、ワークプレイスとは何か?」を、 事例研究とディスカッションを通して探る。 ------------------------------------------------------------- ◆開催概要 ------------------------------------------------------------- 主催:日本建築学会 情報システム技術委員会 情報社会デザイン小委員会 後援:日本オフィス学会、日本ファシリティマネジメント協会、 ニューオフィス推進協議会、 ビジネスプロセス革新協議会 日時:2012年4月17日(火)13:30~18:00 会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20) プログラム:総合司会:石曽根栄之(FMシステム) ・主旨説明: 小鷹義和(ソニーファシリティマネジメント(株)) ・基調講演「コミュニティデザイの視点から」 山崎 亮(スタジオL 京都造形芸術大学) ・主題解説 1.手作りオフィス、フリーレイアウトオフィス 山下郁美(東京海上日動システムズ株式会社) 2.新本社構築にこめた思想 豊田武史(日本HP(株)) 3.決めないオフィス、ゆるやかなオフィス: 禿(かむろ)真哉 (トラフ建築設計事務所) ・パネルディスカッション 司会:本江正茂(小委員会主査/東北大学) ・まとめ: 沖塩荘一郎(東京理科大学) 定員:100名(申込み先着順) 参加費: 会員2,000円、 登録メンバー・後援団体会員 2,500円 会員外3,000円、 学生1,500円 ※資料代含む ------------------------------------------------------------- ◆申込方法: ------------------------------------------------------------- E-mailで「催し物名称、上記参加費種別および、所属団体名・会員番 号(本会会員の場合)、氏名、勤務先、電話番号、E-mailアドレス」 を明記のうえお申し込みください。 ※会員番号の記載がない場合は、会員外として取り扱わせていただ きます。ご了承ください。 申込期限:2012年4月10日(火) 申込み・問合せ: 日本建築学会 事務局研究事業グループ 伏見 fushimi@aij.or.jp ------------------------------------------------------------- ◆主旨説明 ------------------------------------------------------------- ワークプレイスの権威、フランクリン・ベッカー教授の言葉に、 「仕事環境の統合的なシステムとして、慎重に計画管理されるワーク プレイスは組織をより競合優位にする」というものがある。当WGで は、ファシリティ、情報技術、経営政策の面から、より生産性の高い ワークプレイスをここ20年以上一貫して考えてきている。 今回、以下の多才な方々をお招きし、知的生産性に寄与するワークプ レイスのありかたに関する講演、ディスカッションを行う。その中で、 ぜひ一筋の光明を見つけていきたいと考えている。 以下、講演者の方々の簡単なご紹介である。 ◎山崎 亮氏 去年10月、たまたま点けたNHKクローズアップ現代で、山崎氏と「コミ ュニティデザイン」を知った。氏の考え方はオフィス作りと共通する 部分がかなり多いことに気づき、共感を持った。ぶしつけながらも、 今回、基調講演をお願いする運びとなった次第である。 ◎山下郁美氏 東京海上日動システムズでは、合併後の求心力を求めるべく、社長が 「世界一と誇れるPJ」を募集したと聞く。その中で、「世界一のオフ ィスを作ります」という提案を出した有志があったとのことである。 その、世界一のオフィスを提案、推進したメンバーのおひとりが山下 さんである。 ◎豊田武史氏 日本HPは、まだフリーアドレスとか、コミュニケーションゾーン等と いう言葉が人々に知られる前から、そういったものも導入し、オフィ スの効率や機能を真剣に考えてきた企業の一つである。今回の新オフ ィスは、リーマンショック後の数々の逆風の中、HPといえども相当シ ビアな投資案件であったと聞く。そのような中、氏が中心となって、 どうやってそのポリシーを貫いていったか、聴きどころと考える。 ◎禿(かむろ)真哉氏 世にオフィスビルを設計する建築家は星の数ほどいらっしゃるが、オ フィスを設計する建築家はそう多くはない。建築家にとって、オフィ スとは魅力のないものなのであろうか?ダノンウォーターズ、ワント ゥーテンデザイン、カヤック、小山薫堂オフィス等、最近ユニークな オフィスを次々設計している、気鋭の建築家ユニット「トラフ」に、 彼らの流儀を伺う。