「買いたい人」よりも「売りたい人」が多い時代。インターネットの世界はすでにそんな時代に入ってきています。サービスを「使いたい人」よりも、サービスを「提供する人」が多い時代です。この傾向はこれからも大きく変わることはないと思います。
Eコマースを含め、インターネットのビジネスはこの15年間で参入障壁が大きく下がりました。WEBサイトやアプリを作るのも、ネットショップを作るのも簡単に、費用も大きくかからずにできるようになっています。しかし、参入しやすくなったことはイコール成功しやすくなったことではありません。「違い」がなければ見向きもされない。一時的に見向きされても他のサービスにすぐ浮気されてしまう。そんな市場です。
お客様の時間は24時間しかなく、お客様のお金も5倍10倍にはならないわけですから当然です。
スキルや情報は標準化されていきます。インターネットビジネスを運用するためのスキルはシステムの進化により標準化され、一部の限られた人だけが知っていた情報も標準化されています。「SEO対策」はすでに魔法の杖ではありません。逆にいえば、インターネットの世界もリアルビジネスと同じ経営の土俵にのってきたということでもあります。
株式会社ECマーケティング人財育成は、企業にインターネットマーケティングの「チームを育てる」コンサルティングをしています。コンサルタントが指示を出すのではなく、現場のスタッフの皆さんに「仮説を立て、実行してもらい、検証してもらう」マーケティングサイクルを作ることで、実践から実力をつけてもらい「チームを育てて」います。
コンサルティング先の規模は大手企業から中小企業まで様々です。まだまだ本当の意味でインターネットのマーケティング(=デジタルマーケティング)のできる人財を有している企業は多くないため、特に規模としての対象を絞ってはいません。いずれの企業にもデジタルマーケティングの軸である「データを取って、毎日カイゼン」を伝えています。
まだ5期目の会社です。私ひとりがコンサルティングに動いているのが現状であり、課題が山積みです。ただ、「デジタルマーケティングのできる人財を育てる」という潜在市場は大きいと考えています。システムやツールは次々と出ますが、「どうやって成果に繋げていくか」は人財の役目です。
今後はより引き続きECMJのコンサルティングを発信していくこと、コンサルティングのスタイルを強固にすることの他、インターネットビジネスに欠かせない制作・開発の体制を強化して、全面バックアップでインターネットビジネスをサポートしていけるような会社にしていきたいと考えています。もちろん、ECMJが提案するゴールは「自立」です。
株式会社ECマーケティング人財育成 石田麻琴