レポート 研究会 2012年度 研究会/講演会 面白工学研究会

【面白工学研究会(第5回)】報告

テーマ メンバーによる実践事例研究
2012年5月10日(木) 17:00 - 19:00 / コクヨ霞が関ライブオフィス

■富士男♪(渕野康一、ナビゲータ)、タッキー(かせ沢孝之、サブナビゲータ)、本質くん(石田麻琴)、つちのこ(片貝孝夫)、ゴミ(葛谷正明)、カクサン(谷口擴朗)、マジカルマント(林賢)、藤井利侑、KAZUKUN(三原和男)、雪の申し子(村橋健司)、横井弘樹、ことみさん(臼井琴美)、実験君(池邊、記録) 敬称略

■配布物

[1] 第4期面白工学研究会<第5回>、第4回議事録、参加者

[2] 私の面白工学実践事例(要旨、メンバー)

■研究会ダイジェスト

第4期の第5回目の研究会は、メンバーによる実践事例研究(第1回発表)で、各メンバーが実践事例を相互に紹介し、より効果的な実践方法を探究するために、ストロークのある意見交換をした。今回のディスカッションを踏まえ、面白工学の手法に一般化して、次回の最終発表につなげる。

 

(1)  各メンバーの実践事例は以下の通りである。

  1. ある研究会の講義をもっと面白くする方法
  2. 人生を二人分、面白く生きる方法
  3. 面白1DAYメモと心身バランス表のグラフ化(見える化)手法
  4. 趣味の野球チームづくりを仕事に活かす方法
  5. 非まじめ=面白まじめな生き方をする方法
  6. 人に気づきを与え成長させる方法
  7. これからの働き方から行きたくなるオフィスの提案
  8. 人生と仕事を面白くする発信力の向上策
  9. 仕事のマンネリ化を防ぎ、好奇心を活性化する方法
  10. 日々の面白・感動体験を「週報」として記録・更新する方法
  11. 中小企業向けIT推進の面白支援方法
  12. 職場活性化のための「職場リアリティ」活動の方法
  13. 面白要素、面白手法(面白施策)の体系図の開発
  14. 職場オフィス環境を面白くする方法(四季の花、面白アートギャラリー)

 

(2)  ストロークの意見交換での話題としては、主に、以下のことが話題となった。

  • 講義を面白くすること、会議を面白くすることは、面白工学のテーマ。3点要約法でノウハウ化するとよい。
  • 「相手が面白いことが大事である」ことに気がついたことに意義がある。
  • ドラマチックな人生の中から「面白い」を抽出し、一般化することで面白工学手法にするとよい。
  • アナログのメモには和らぎがある。最近は、電車内でもスマートフォンを見ている人が多いことを考えると、「アナログのメモ」「面白気づき曲線」も工学的に一般化してデジタル化すると、広がりがでそう。
  • 叱る時に叱らず、逆に「ありがとう」を言う。褒めるときのほめ方も一工夫する。ストロークがモチベーションアップにつながる。道理ばかりでなく、情理(人情と道理)を大切にする。
  • 到達できないことをやっても仕方ない。自分の好奇心を高め、「トライ・トライ・トライ」で少しずつ自分流にしていく。真剣に、必死に考えてこそ、解決策がふとした時に浮かんでくる。
  • 「ためになる」は善悪的になりがち。「面白くなるためになる」のがよい。
  • 達成志向が強いと、人の意見をきくことが弱くなり、人とのつながりも薄くなる。

■次回の発表に向けて(富士男♪)

  • 実践事例を面白工学として手法化したい。ポイントは、他の人でも、こうすれば面白くなるという方法論とすることである。
  • 「・・・のための~~~の進め」といった手法を一件一葉でまとめる。

 

■宿題と次回以降の予告

(1)  宿題 「面白手法実践事例」

(2)  次回 6月7日(木) 17:00~19:00、19:00~面白交流、「相互発表、総括まとめ」