未来探索の会 研究会 2020年度 研究会/講演会

2020年度 未来探索の会(2020/9/15・オンライン)

※受付は終了しました

この度、ナビゲータ坪田知己氏による『未来探索の会』開催が決定しました!
この会は、技術や経済、社会動向などで20-30年先がどうなるかについて、先見性のある方を招いてのご講演、ディスカッションを行う会です。

今回講師には、国立民族学博物館外来研究員の<深海 菊絵>氏をお招きします。
合意に基づいた非一対一の性愛関係や生き方をする「ポリアモリー」について、文化人類学の視点から、大変興味深いお話をいただきます!

2018年3月以来の開催となります。
貴重な機会となります為、皆様是非奮ってご参加ください。
たくさんの皆様のお越しをお待ち申し上げております。
 

【開催概要】

タイトル ポリアモリーから考える家族の多様性
日時 2020年9月15日(火)17:40-19:10
17:30- 接続可
17:40-18:40 ご講演
18:40-19:10 質疑応答
講師 深海 菊絵(ふかみ きくえ)氏
国立民族学博物館外来研究員
開催方法 Zoom
※当日のZoom情報は、前日までにお知らせいたします。
対象 BPIA会員、会員ご紹介者 *BPIAに関心をお持ちの方歓迎します!

【ナビゲータ坪田氏より】

1980年代に、「20年後は電子新聞の時代」と予言して以来、多くの未来予測を的中させてきた私ですが、次の予言は「21世紀中に家族制度が大きく揺らぎ、1対1の結婚が絶対ではなくなる」です。日本は婚外出生率がまだ2%台ですが、フランスやスウェーデンは50%を超えています。また米国で「ポリアモリー」という複数恋愛をする人が増えています。その研究で博士を取得した深海菊絵さんに出会い、彼女にポリアモリーの実態を話してもらいます。
 

【講演概要】

あなたは誰とどんな「家族」や「パートナーシップ」を築いているでしょうか?
現代の日本社会には、さまざまな家族やパートナーシップのかたちがみられます。
私はこれまで文化人類学の視点から、米国のポリアモリーを調査研究してきました。
ポリアモリー(Polyamory)とは、合意に基づいた非一対一の性愛関係や生き方のことです。
本講演では、ポリアモリーを事例として、社会規範を超えた家族やパートナーシップを営む人びとが、どのような工夫や葛藤とともに関係を築いているのか?について紹介します。
さらに本講演では、合意に基づいた非一対一の性愛関係を築く日本の事例についても触れ、家族やパートナーシップの多様性をめぐる日本の現状や問題についても話したいと思います。

 

◎講師プロフィール

深海 菊絵(ふかみ きくえ)氏
国立民族学博物館外来研究員

1980年生まれ。札幌生まれ、横浜育ち。
一橋大学大学院社会学研究科単位取得後退学、博士(社会学)。専門は文化人類学。
主な著書は『複数の愛を生きる ポリアモリー』(平凡社新書)。
 
▼参考サイト
WORKSIGHTインタビュー記事


■ナビゲーター

坪田 知己(つぼた ともみ)

1972年日本経済新聞社入社。大阪社会部、名古屋編集部、東京産業部などで記者。
1994年以降、日経のインターネット事業のリーダーとなり、「日経・電子版生みの親」とされる。
2009年、日経メディアラボ所長を最後に定年退職。
2003-10年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究教授。
2011年に「21世紀の共感文章術」を開講し、2000人を指導。
現在は内閣府・地域活性化伝道師、総務省・地域情報化アドバイザー、熱中小学校教諭など。
著書は『サービス文明論』『21世紀の共感文章術』『2030年メディアのかたち』『マルチメディア組織革命』など。