BPIA研究会『目からウロコ〜!』 レポート 研究会 2014年度 研究会/講演会

第78回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会(2014/6/24)
『まつげエクステサロンから、難病の子どもたちのために ~志をもって働くということ~』
講師:金生 展子 氏
まつげ&まゆげ専門店Primavera代表

日 時:2014年6月24日(火)16:00-18:30
場 所:市ヶ谷 アーク情報システム
テーマ:まつげエクステサロンから、難病の子どもたちのために
~志をもって働くということ~
講 師:金生 展子(かのお ひろこ)/まつげ&まゆげ専門店Primavera代表

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レポート: 片貝孝夫 片貝システム研究所

16才で白血病になり、同部屋4人のうち自分ひとりだけ生き残った金生展子さんのお話を伺いました。

高校生なのに、抗がん剤の影響で髪の毛は抜け、死を目の当たりにした絶望の日々。とても私などには想像もつかない経験をされたのです。

でも奇跡的に全快し、大学を卒業することができました。
病気が治った金生さんは、心に決めたことがありました。
kanousan2自分で稼いだ金で「難病の子供たちと家族に、ひと時の平安を得られる場所を提供したい」ということです。
その想いを10分間のプレゼンテーションに纏め、ドリームプランプレゼンテーションで発表しました。
http://www.drepla.com/archive/articles/000549.shtml

金生さんは、考える前に行動する人です。行動すると周りの人がいろいろ言ってくれるので、知恵がついて先が開けます。
移動スパゲッティ屋さんや、まつ毛エクステンションの店などを掛け持ちでやりながら、お金を貯め、難病の子供の病院内学校をやったり、子供に自信を持たせるための幼児教育のスクールGreat Kidsをやってます。
http://www.greatkids-ww.com/

金生さんは言います。
「仕事」は、与えられたことをやること、
「志事」は、自分のやりたいこと、世のため人のためになることをすること、と言い切ります。
「私事」というのもあるそうです。自分や家族のためだけにやることだそうです。
「死事」もあるそうです。自分の身を削って働くことだそうです。

私たちは毎日どれをやっているのでしょうか。
人間生死を体験した人は強いと思います。
私も子供時代に弟の死を目の当たりしました。
金生さんの気持ちが痛いようにわかります。
順風満帆の人生だけが幸せでもないと思いました。
感動的でした、勇気をもらいました!

<講師プロフィール>
◎金生 展子(かのお ひろこ)/まつげ&まゆげ専門店Primavera代表

16歳のとき、急性リンパ性白血病を発病し、2年間闘病生活を送る。
その後、大検を取得し福岡の大学へ編入。卒業後、楽天(株)へ就職し、
その後独立。飲食業を経て、2006年にまつげエクステンション&まつげ
パーマ専門店としてPrimaveraを開業。2007年にサロンでの技術をマス
ターできるPrima Beauty Schoolを設立。2011年よりアイブロウスタイ
リング、耳つぼジュエリーセラピーをスタート。開業以来、延べ1万人
にまつげエクステンション施術を行う。現在、池袋に、健常者も障碍者
も難病の子供達も一緒に学びあうグレートキッズ幼児教室を開校。