<<テーマ>> マニュアルから企業理念が見える ~グローバル企業になるためのマニュアルのあり方~
講師: 勝畑 良 株式会社ディー・オー・エム・フロンティア 代表取締役
2012年4月24日(火)16:00~ / 市ヶ谷 アーク情報システム
■お申込み先はこちら ↓↓↓ https://bpia-box.com/attend/new_business_model/attend-52.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界中にブルトーザーやパワーショベルを売っているグローバル企業の キャタピラー社にとって、機械の操作や整備のマニュアルは、どの国の 人でも分かるものである必要があった。 当時キャタピラー社の社員だった勝畑さんは、そんな自社のマニュアル の素晴らしさに尊敬の念を抱いていた。 キャタピラー社には「キャタピラー英語」というのがあって、入社時教 育で仕込まれるのだという。1986年、当時キャタピラー三菱だったが、 会社の倫理規定によって、泥臭い営業ができない同社は、小松に追い上 げられ1200人のリストラを余儀なくされた。会社は、三菱グループを中 心に転職を斡旋したが、残ったのは部長次長といった50歳前後の管理職 だった。 そのほとんどが国立大学出身のエリートで、頭も良いがプライドも高い。 勝畑さんは、そんな36人を任されて新規事業を始めることになった。条 件は、投資はダメ、人の採用はダメ、3年以内に利益を出せ、だった。 高給取りでプライドの高い36名に何をすればいいのか最初は見当もつか なかったが、当時トヨタが海外進出を計画していて、そのマニュアルを 作る必要があった。日本のトヨタ工場の従業員は優秀だから、当時、現 場作業の細かいマニュアルはなかった。しかしそれでは外国では物作り はできない。トヨタは勝畑さんの提案に乗り、勝畑さんのビジネスは高 給取りの36名でも採算が取れるまでになった。 マニュアルというのは動作を促すものでなければならないと勝畑さんは 言う。ところが日本のマニュアルは「こうすべきだ」的な表現が多く、 読んでもよく分からないものが多い。動詞を中心にして、次に主語と目 的語を決めるというふうに書かないとダメだという。 さて、企業情報システムのマニュアルはどうだろう。マニュアルを作る のが、仕事現場を知らないシステムベンダーだったりする。納期と予算 に縛られてやっつけ仕事で作ったマニュアル。そんなものが使いやすい はずはない。 これから人口が減っていく日本において、企業はグローバル化せざるを 得ない。それには業務マニュアルの整備が欠かせない。 そんな観点からお話いただく。 ---------------------------<記>------------------------------- ■日時: 2012年4月24日(火) 16:00~18:00 研究会 + 和紅茶試飲 18:00~19:00 ワインコイン(500円)交流会 ※アルコールとピーナツ程度。 ■場所: 株式会社アーク情報システム(市ヶ谷) AKビル2階「大会議室」 千代田区五番町6-1 ↓地図(本社ビル隣です。JR市ヶ谷駅から日テレ方向に徒歩3分程度) http://www.ark-info-sys.co.jp/jp/guide/map_2.html ■講師: 勝畑 良 株式会社ディー・オー・エム・フロンティア 代表取締役 (かつはた・まこと)1936年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業 後、1964年にキャタピラー三菱(株)に入社。勤労部、経営企画部、資 金部を経て,1986年,オフィス・マネジメント事業部長としてドキュメ ンテーションの制作、業務マニュアルの作成、語学教材の発行などさま ざまな新規事業に取り組み、1992年4月、業務マニュアルの制作会社で ある(株)ディー・オー・エム(現在:株式会社ディー・オー・エム・ フロンティア)を設立し、代表取締役に就任。「いま、なぜマニュアル 革命なのか?」(『企業診断連載』)で平成2年度日本規格標準化文献 賞<最優秀賞>受賞など論文多数。 ■ナビゲータ: 片貝孝夫 片貝システム研究所代表 岩佐 豊 ワイ・エス・マネジメント代表取締役社長 ■共催: ビジネスプロセス革新協議会(BPIA) ITmedia エグゼクティブ http://mag.executive.itmedia.co.jp ■定員: 40名。 ■お申込み先はこちら ↓↓↓ https://bpia-box.com/attend/new_business_model/attend-52.html ※後日受領メールをお送りします。