テーマ:メンバーによる実践事例研究
2012年6月7日(木) 17:00 - 19:00 /コクヨ霞が関ライブオフィス
■参加者
富士男♪(渕野康一、ナビゲータ)、タッキー(かせ沢孝之、サブナビゲータ)、みわさん(井ノ上美和)、本質くん(石田麻琴)、つちのこ(片貝孝夫)、ゴミ(葛谷正明)、カクサン(谷口擴朗)、マジカルマント(林賢)、藤井利侑、KAZUKUN(三原和男)、藤田香織(オブザーバ)、ことみさん(臼井琴美)、実験君(池邊、記録) 敬称略
■配布物
[1] 第4期面白工学研究会<第6回>参加者
[2] 私の面白工学実践事例(要旨、メンバー)
[3] 組織デザイン Thinking Map (エモーショナル・レイヤ)
[4] 「真面目にあらず」という生き方 、人に気づけを与え、成長をさせる方法 (改訂版)
[5] 絆の拡大と継続 (改訂版)
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■研究会ダイジェスト
第4期の第6回目の研究会は、メンバーによる実践事例研究の最終発表で、各メンバーが実践事例を相互に紹介し、実践方法を探究するために意見交換をした。今回の目的は、特に、「面白手法」の一般化につなげることである。
各メンバーの実践事例は以下の通りである。
① コミュニケーションで人間関係をよくする方法(タッキー)
自分と相手の関係に着目、“非日常性”とは、思いもよらないリアクションにより心が動く。面白手法としても有用性がある。
② 後悔しない生き方を身に付ける(つちのこ)
「1度の人生を100%楽しむ方法」(経験-面白手法-解説)
一覧性がありイメージしやすい。「面白手法」の体系化の方法として参考となる。
「面白手法」の書き方は、「面白行動基準」となっており、自分で考えるようになる(マニュアル化して行動をことこまかに規定すると、逆に、面白くなくなる)
記録として活用することで、「やる気圧曲線」との関係、特に、何故上昇(下降)したのかが分かる(予測して対処することも可能になる)
「面白行動基準」が一言で言い表されているので、ジャンルに分類して、処世訓として本にまとめることもできる。
③ 1日の心身を「見える化」して人生を面白くする =1 DAY 面白メモ = (ゴミ)
簡素化することで、誰でも使えるようになる(ITの力を借りると良い)
心身のデータをとることで、バイオリズムと面白工学との関連性を探ることもできる。
④ 中小企業向けIT推進の面白支援方法、日々の面白・感動体験を「週報」として記録・更新する方法 (KAZUKUN)
レポートの対象者を“Report To” から関係者にも広げていくことで、色々な人からコメントをもらえるようになる(リアクションを恐れずにトライしてみることで、ファンが増え、面白くなっていく)。
⑤ 「真面目にあらず」という生き方 、人に気づけを与え、成長をさせる方法 (カクサン)
[好き-嫌い][善-悪]の白黒をはっきりさせず、厳密性に囚われないところに、「縁尋機妙」が起きる。
「縁尋機妙」は人の心を動かす。
⑥ 絆の拡大と継続 (マジカルマント)
社内ソーシャルネットワークサービス、Facebook、Twitterに気づいたことを書き込むことで、会社でのつながりを、私的な領域に広げることができる(若い人との対話にもつながる)。
バーチャル(デジタル)でのつながりと、リアル(アナログ)でのつながりのバランスをとる(依存症にもならず、メリットを活かす)。
⑦ ある研究会の講義をもっと面白くする方法(本質くん)
人前で話すことは、面白工学のテーマの1つである(面白工学で、今後も、継続研究とする)。
英語を使うと便利だが、多義的な解釈が生まれる。意味が共通に理解されている日本語を適切に使って、必要なら何種類かの言葉で説明することで、意味が鮮明になってくる。
感情を込めて話すことはできても、気持ちと意味を同時に伝えることは難しい。
盛り込み過ぎると聴衆は消化不良になる。論点を絞り込む手法として3点要約法を使う。
⑧ 面白要素、面白手法(面白施策)の体系図の開発、(具体例として、職場オフィス環境を面白くする方法(四季の花、面白アートギャラリー))(実験君)
日本的には、できないところを勉強して平均に持っていくと考えがちだが、これだと強みを伸ばせなくなる。
強み伸展のためにも、逆転発想法で、[阻害要因-解決]の手法で弱点改善を考えるとアイディアが出やすくなる。
⑨ 感情を込めて話すことはできても、気持ちと意味を同時に伝えること(コンテクストを伝えること)趣味は仕事に通ず(好きを探そう!)(こっせいーさん) ※資料配付のみ
⑩ 職場活性化のための「職場リアリティ」活動の方法 (雪の申し子) ※資料配付のみ
以上