【レポート】
こんにちは、BPIA/WEBビジネス研究会ナビゲータの石田です。今回は2月21日(水)にリコーITソリューションズさんのセミナールームで開催された、第七期WEBビジネス研究会の第1回についてレポートさせていただきます。
WEBビジネス研究会も早いもので七期目を迎えました。2011年のスタートからたくさんのゲストをお招きし、登壇後に株式上場した会社さんもあります。今期のWEBビジネス研究会のテーマは原点に戻って「スタートアップ×デジタルマーケティング」です。第七期WEBビジネス研究会の第1回ゲストとしてぴったりの講師をお招きしました。SENSY株式会社の渡辺祐樹CEOです。
渡辺さんは実は2012年の「目からウロコの新ビジネスモデル研究会」の登壇者でもあります。当時はカラフル・ボード株式会社という名前でしたがパーソナル人工知能の活用ビジネスという根幹は変わっていません。2017年11月より社名を当社が開発するパーソナル人工知能である「SENSY」に合わせられました。
渡辺さんは慶應義塾大学理工学部の時代からシステム工学を専攻され、人工知能アルゴリズム研究に従事されてきました。学生の時代から人工知能を学んできたAIの起業家は比較的珍しいのではないかと思います。「SENSY」の着想を得たのはIBMコンサルティング時代とのこと。ちょうどBPIAの椎木常務理事がIBMコンサルティングの社長を務められていた頃です。
パーソナル人工知能「SENSY」の特徴として、人間ひとりに対してひとつの人工知能を提供することがあります。渡辺さんいわく、「ひとりが1台ドラえもんを持つ」ようなこと。「二人目の自分」をつくるようなことです。インターネットを使えば何でも手に入る時代ですが、便利になればなるほど見つけるのが難しくなってしまうジレンマがあります。パーソナル人工知能を活用し、人間の感情分析をすることによって「人生が変わる出会い」を提供することが「SENSY」のミッションです。
「SENSY」の活用方法のひとつがマーケティングです。自社のお客様の感情分析をして、商品企画や製造ロットをコントロールすることができます。研究会で紹介してくれたのがアパレルショップでの「SENSY」の活用方法の事例です。「SENSY」を使って70万人に対して70万通りのダイレクトメール(DM)をつくることでその売上効果が2.2倍以上になっています。また「SENSY」の活用を継続することで、人口知能がアプローチの成果を学び、回数を重ねるごとにその効果をアップさせていきます。
アパレルショップとの事例の他にも、インターネット広告のクリエイティブの最適化やアパレルの需要予測(製造ロットのコントロール)、「SENSY」を使ったワインのソムリエなどの事例も紹介していただきました。これが世の中の未来かと思うと、ゾクゾクします。
最後になりますが、会場をお貸しいただいたリコーITソリューションズの江戸さん、会場設営から懇親会までお手伝いいただいた皆さん、BPIA事務局の川上さん、誠にありがとうございました。次回のWEBビジネス研究会は4月12日(木)、場所はシグマクシスを倉重会長にお借りしました。また次回お会いしましょう。
【開催概要】
タイトル: | パーソナル人工知能で実現するビジネスプロセス変革 |
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日時: | 2018年2月21日(水) 18:00-19:30 研究会 (17:45〜 受付) 19:30-20:30 懇親会 *ビールと軽いおつまみを出します。 |
場所: | リコーITソリューションズ本社事業所 大会議室 (BLUE OCEAN) 東京都中央区晴海1-8-10 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 42階 (勝どき駅より徒歩7分、月島駅より徒歩9分) http://www.jrits.co.jp/about/access/tokyo.html |
講師: | 渡辺 祐樹 (わたなべ ゆうき)氏 SENSY株式会社 代表取締役CEO |
参加費: | 500円/人(交流会費込) ※ BPIA会員ご紹介者の方も参加できます。 |
今期のWEBビジネス研究会が2月21日(水)からスタートします!
第七期WEBビジネス研究会のテーマは原点に立ち戻り、「スタートアップ×デジタルマーケティング」としました。
第1回目のゲスト講師は、SENSY株式会社<渡辺 祐樹氏>にご講演いただきます。
人工知能技術を用いたファッションアプリ「SENSY」の開発等を行う同社。
学生時代からシステム工学や人工知能アルゴリズム研究を進めてきた渡辺氏の背景にはどのような思いがあったのか。
パーソナル人工知能のビジネスと共にご期待ください!
沢山の皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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■講師からのメッセージ
昨今多くの企業で人工知能の活用が進んでいますが、パーソナル人工知能では何が可能となるのか。
弊社が開発する人の感性を個別に学習するパーソナル人工知能「SENSY」が各企業様のビジネスプロセスにどう変革をもたらしているか、
バリューチェーンの各プロセスでの活用方法を事例と共にお話いたします。
◎講師プロフィール
渡辺 祐樹(わたなべ ゆうき)
2005年、慶應義塾大学理工学部卒。システム工学を専攻、人工知能アルゴリズム研究に従事。
卒業後、フォーバル入社。その後、IBMビジネスコンサルティングサービスにて戦略コンサルタントとして、
製造業・サービス業の事業戦略策定、組織再編、業務変革などに従事。
2009年コンサルティングファーム在籍中に1年で公認会計士試験に合格。日本公認会計士協会所属。
AI技術を活用した新規事業開発を得意とし、ファイナンス・会計から、成長戦略、業務変革、組織変革、営業・マーケティングなど幅広いビジネス経験を有する。
2011年 カラフル・ボード株式会社設立、代表取締役就任。
◎SENSY株式会社
■ナビゲーター:
石田 麻琴 株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役