BPIA研究会『目からウロコ〜!』 レポート 研究会 2018年度 研究会/講演会

第118回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会(2018/2/27)
『スポーツの新しい価値観から生まれる、コーズ・リレーテッド・マーケティング 〜もうひとつのCRM〜』
講師:馬見塚 健一 氏 
一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ 代表

タイトル: スポーツの新しい価値観から生まれる、コーズ・リレーテッド・マーケティング
〜もうひとつのCRM〜
日  時: 2018年2月27日(火)
18:00〜20:30
18:15-19:45 研究会 (18:00〜 受付)
19:45-20:30 交流会 (ビールとスナック)
場  所: 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 本社
東京都品川区西五反田 四丁目32番1号
東京日産西五反田ビル 2F
(東急目黒線 不動前駅より徒歩2分)
http://www.ncd.co.jp/company/base/
講 師: 馬見塚 健一氏
一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ 代表
参加費: 500円/人 (交流会費込み)
※ BPIA会員以外の方も参加できます

【目からウロコだったこと】

  • “社会の課題” + “スポーツ” + “コミュニティ”という観点は、私の住む地域や私が地域で行う活動にも応用ができそうで、とても参考になりました。
  • シンプルなプロジェクトに見えて、おさえるべきポイントが重要であること
  • 文化(組織文化、地域文化)を帰るツールになっていること
  • 会社のインナーコミュニケーションを高めるほど効果があることに驚いた
  • 子供のモラル獲得、企業のインナーコミュニケーションへの貢献
  • プロモーション利用と、インナーコミュニケーションの両立
  • イベントの成功から意識改革、定着への実績を客観的に評価できたこと
  • スポーツと何かをかけ合わせると、参加者みんなが積極的になり、チームワークが生まれることがよく実感できました
  • 「スポーツだから」という理由で参加する、というキッカケ作りが有効そうだということ。ちょっと前に流行ったゲーミフィケーションとつながるのかなと思いました
  • ゴミという地味な活動に、スポーツというエンターテイメント性を持ち込んだこと
  • スポーツ x ゴミ拾い x プロモーション、UDへの発展
  • 周囲の方々の巻き込み方
  • 大手企業と継続的に活動されていること
  • スポーツ雪かきの参加者集め(インバウンドの活用)
  • ロシアの天候操作事情
  • 意外なものの組み合わせ
    などなど…


【開催概要】

「もうひとつのCRM」と言われる「Cause Related Marketing」をご存知ですか?
商品やサービスを提供する際に、社会貢献に結び付くような仕掛けを取り入れるマーケティング手法です。

CRMを用いることで、企業のブランドイメージや評価を高めたり、従業員が自社に誇りをもつインナーブランディング効果を図ることができます。
1960年にスタートした日本の「ベルマーク運動」や、乳がん撲滅のための「ピンクリボン活動」など、決して新しい手法ではありませんが、近年また注目を集めています。

『スポGOMI』は、企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。

「同じ目標」に向かって、「チーム」で力を合わせ、「達成感」や「次は勝ちたい」という意欲を感じる
ー これはスポーツだけでなく、組織力の活性化にもつながるキーワードです。

昨年の第1回内閣府クールジャパン・マッチングアワードでは「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」などと肩を並べて「審査員特別賞」を受賞。
その他多くの賞を受賞し、テレビ、新聞などのメディアでも話題となっている『スポGOMI』。

『ゴミ拾いはスポーツだ!』をスローガンに国内、海外でも活動を広げる『スポGOMI』の馬見塚代表理事にもうひとつのCRMの魅力と活用例をお伺いします。

 

【講師より】

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控えた今、オリパラの公式スポンサーをはじめ、様々な自治体や企業、学校や団体がスポーツをテーマとしたイベントやPR活動を盛んに行っています。
私たちは「スポーツの力で、国や地域の社会課題の解決」をテーマに活動を展開して参りました。2008年よりスターとした「スポーツ」と環境保全活動である「ゴミ拾い」を融合させた「スポGOMI」は、私たちの代表的な活動です。今や開催数も600回を越え、ロシア、ミャンマー、フィリピン、韓国など、国外のニーズにも応えて参りました。 今ではその領域が広がり、その他の社会課題の解決にスポーツを用いる活動が増えています。
今回はこの、日本で生まれた「スポーツ」と「社会貢献活動」との融合という、「社会貢献型スポーツ」がもたらす、三方良しのマーケティングをご紹介させていただきます。

▼スポGOMI 公式サイト
http://www.spogomi.or.jp/

 

◎講師プロフィール

馬見塚 健一(Kenichi Mamitsuka)
一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ 代表

1967年鹿児島生まれ。大手広告代理店の営業からプランナーへ転身し、2006年に環境とスポーツをデザインするブランディング集団 深浸呼吸有限責任事業組合を設立。
小林武史氏、桜井和寿氏による団体ap bankの連携先として「ゴミは幸せの抜け殻 mawaru fukuro」という収益還元型ゴミ袋を発表。同時に、プロ野球球団の使わなくなったフラッグやユニフォームを服飾を学ぶ学生とリメイクし、販売した収益を環境貢献活動にまわす「mawaru project」を発表。
2009年、一般社団法人日本スポーツGOMI拾い連盟を設立。ゴミ拾いという社会貢献活動にスポーツの要素を取り入れた「スポGOMI大会」を主導。現在は「スポーツで、国や地域の社会課題を解決する。」をテーマに、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブと社名を変え、環境保全以外の社会課題の解決にスポーツを掛け算する事業を展開。


 
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■ナビゲーター

下條 治  日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 代表取締役社長
合田 友昭  日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
井ノ上 美和

■共催

ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ


▼BPIA オフィシャルサイト

https://bpia-box.com/?page_id=6674