ポジティブ・ディビアンスによる企業変革~隠れた成功者たち~
太田信之 株式会社バレオコンジャパン アジア太平洋地区担当パートナー
目黒勝道 トリプル・ウィン・パートナーズ 代表パートナー
2014年3月26日(水)/市ヶ谷 アーク情報システム (告知)
■参加者レポート
渕野康一さん 東洋学園大学現代経営学部客員教授、東レ経営研究所特別研究員 ブログより
(抜粋)
26日16時から、BPIA主催の第75回「目からウロコの新ビジネスモデル研究会」に久しぶりに参加しました。会場は、 株式会社アーク情報システム(市ヶ谷)AKビル2階大会議室でした。研究会終了、ワンコインパーティ(交流会)にも参加しました。
今回のテーマは、「ポジティブ・ディビアンスによる企業変革~隠れた成功者たち~」
今回の講師は、太田信之氏(株式会社バレオコンジャパンアジア太平洋地区担当パートナー)、目黒勝道氏(トリプル・ウィン・パートナーズ 代表パートナー)のお二人でした。
おかげさまで、愉快に「面白交流」できました。私が気づき(感じ)、学んだ(考えた)こと、つまり、「かんかん」(感じ考えた)したことは、次の通りです。
1.初耳の「ポジティブ・ディビアンス」(Positive Deviance)に興味を持ってしまう
耳慣れない横文字「ポジティブ・ディビアンス」にアレルギーを感じながらも、不思議と新鮮さと面白さを感じ、興味を持ってしまった!?それで、急きょ参加させていただいた。研究会の案内状には、次のように解説されていた。わかったようで、わからない。だから、直接聴いてみることにした。
「ポジティブ・ディビアンス」をご存じでしょうか?
ベトナムの農村における児童たちの栄養状態の改善を、短期間(約6ヶ月)で殆ど予算をかけずに劇的に改善した例をきっかけに、研究者らが社会変革・組織変革の方法論として体系化をしている方法論及び考え方です。複雑な問題への解決方法として、近年急速に注目を集めています。
問題が蔓延しているようにみえる社会や組織の中にも、少人数だが成功例を安定的に生み出している成功者たちがいます。彼らは時に、”規範とは全く異なる”行動を取っており、そうした前向きな意味の「逸脱行動」により成功しています。
....全文はこちら
■参加者感想
・大変興味深く聞きました。日本社会は「逸脱」を嫌う傾向にあると思いますが、PDは現在の社会問題を統計学で解決できるのではと感じました。
・小さな気づきがイノベーションによることは、日々の仕事で見過ごしがちですが、思い当たる事は多くありました。大変興味深かったです。
・PD(ポジティブ・ディビアンス)は名訳を期待します。面白かった!新鮮でした。分析ではなく面白要素を観察し発見するドラッガーの長所伸展法につながると思いました。
・テーマの選定が良く、盛り上がりが良かった。答えありきでなく経験知識もふまえて議論する場の設定を継続して欲しいと思います。
・「隠れた成功者」をどう探すか、色々やってみたいと思いました。スターバックスのカードの事例は、モチベーションアップのため自社でもやってみたいと思った。隠れた成功者を見つけられるかも。
・目からウロコでした。この盛り上がりは何だ!という程に活発な研究会でした。ありがとうカードは、やってみます。
・会社のステージや規模で状況は異なるので、会社組織に適応できる話ではないかもしれないが事例としては良かった。企業文化をどう創るかの話かもしれない。
・非常に楽しく拝聴させていただきました。PD(ポジティブ・ディビアンス)は、ベストプラクティスの更に奥にあると思いました。自分の事業に応用したいと思いました。
・視点を変えることの重要性を感じました。
・参考になりました。日本では自然と実行していると思いますが、“気づき“のトリガーになるかと思いました。
・大変良かった。目からウロコでした。
・問題解決のアプローチを抜本的に変えてみることも必要なのかと感じた。
・隠れた成功者に着目し、展開する方法は大変面白いと思いました。ワクワク感と実行力の高い手法。成功者の特定/行動発見のポイントがあれば共有いただきたい。
・大変興味深く聞かせて頂きました。最初のベトナムの事例は「すごい」と思いました。
・どこが共通のプロセスなのか、あるいはパーソナルな要因なのかを見極める必要がありますが、目からウロコでとても参考になりました。
・大変参考になりました
・勉強になりました。有難うございました。
・まねる→共通化→標準化の繰り返しで、いつの時代も新たな気づきが生まれてくるのですから、本能的なことを忘れてはいけない、ということですね。
・様々なアプローチの限界が見えている中で、PDは次の一手になりそうである。
・大変良いお話でした。有難うございました。特にグリーンエプロンカードブックのお話あたり参考になりました。一方でビジネスへの適用対象については悩ましいところです。
・ビジネスモデルを考える基盤となる考え方なので勉強になりました。また最後にお互いの感想を話し合えるグループ討議は良かった。
以上。